Weslake BLOG

千葉県のローバーミニ、クラシックミニをはじめとする英国車のスペシャルショップの日々を綴ったブログです。
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オイルも老いる!?
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    こんにちは、小柳です。

     

    先日、緊急事態宣言が発令されましたね、

    ちょうどその頃、

    夜空にはスーパームーン。

    なかなかストレスフルな時期、

    綺麗な月でも見て癒されますか〜

    「♪ Fly me to the moon .Let me play among the stars・・・」

    なんて歌も口ずさみたくなります。

     

    花鳥風月、

    日本の自然には、癒されます。

    あと、猫の動画なんかも、結構癒されちゃいますよね〜

    花鳥猫風月、

    何て5文字熟語も、作りたくなります(^^;)

     

     

    さて、先日お客様から、

    「この前の、足廻りのブログ良かったよ〜、

             今度は、オイルについて書いてよ〜」

    とリクエストがありましたので、

    今回は、この話題にします(^^)

     

    さて、まずはエンジンオイル、

    何のために使っているんでしょうか?

    「それは、潤滑の為でしょ〜」

    って方多いと思います。

     

    DSCN4136.JPG

    (おしゃれな、オイルの入れ物ですね〜)

     

    ハイっ!

    その通りです!

    でも、実はエンジンオイルはもっともっと、

    色々役に立っているんですね。

     

    普通エンジンオイルの役目は、

    1、潤滑  2、冷却  3、洗浄  4、防錆  5、気密保持

    の5つもあるんですね。

     

    先ずは、「潤滑」

    物と物が擦れ合うとき、摩擦熱が発生します。

    子供の頃に、誰しもが体験したことのある!?

    「乾布摩擦」などはこれを利用したものですね。

    でも、エンジンにとって、熱は極力抑えたいので、

    オイルを使って滑りを良くし、発熱を抑えます。

    またそれと同時に、摩擦抵抗によりエンジンのパワーが落ちてしまうのも防げます。

     

    ピストン.png

    一つの例として、

    もし、エンジンの、

    シリンダーブロックとピストンが、

    ツルッツルであったとしたらば、

    オイルも必要ないかもしれませんが、

    実際、そんな夢の様な事は、

    生産コスト的にも難しいので、

    オイルを使った方が良いんですね。

     

    また、シリンダーブロックの、

    シリンダーボアには、

    DSCN4139.JPG

    こんな風に、わざとホーニング加工をして、

    「クロスハッチ」と呼ばれる、

    網目の傷をつけたり、

    又WPC加工と呼ばれる処理をして、

    オイルがシリンダーボアの壁にとどまるようにしています。

     

     

    次に、「冷却」

    「エンジンの冷却は、冷却水がするんじゃないの」

    と思ってしまいますが、

    オイルも、人間の血液の様に、

    エンジン内を駆け巡り、

    エンジン内部の部品を冷やしているんですね。

     

     

    そして「洗浄」

    オイルの成分には、

    ガソリンが燃焼して出るススや、

    金属同士が擦れ合って出た金属粉などを、

    取り込む物が入っています。

     

    なので、

    KIMG0973.JPG

    これは、トランスミッションギヤボックスですが、

    かなり、茶色く汚れています。

    オイルに洗浄機能がなければ、

    もっと汚れてしまうんですね。

     

    エンジンオイルは、エンジン内部を頑張って洗浄して、

    DSCN4141.JPG

    オイル交換の時には、

    こんな風に汚いオイルとして、出てくるんです。(お疲れ様〜)

     

     

    次は、「防錆」

    金属がサビると言う事は、酸化する(金属に酸素がくっつく)と言う事です。

    オイルは皮膜を作り、

    水分や空気などの酸素が触れないようにしています。

    でも、例えば1年ぐらいエンジンをかけずに放置している車などは、

    オイルが落ち、エンジン内が乾いてしまって、

    サビていたりすることもあります。

    なので、出来れば定期的にエンジンはかけた方がいいですね。

     

     

    そして最後は、「気密保持」です。

    気密保持と言うのは、

    機密保持.png

    エンジンの、

    ピストンとシリンダーの間には、

    必ず隙間「クリアランス」があります。

    もし、この隙間にオイルがないと、

    ガソリンを引火、爆発させて得た、

    爆発の圧力が、

    隙間を通って、逃げてしまいます。

    もちろん、ピストンリングで圧力を逃がさないようにするのですが、

    ドロッとした液体を使ってシールした方が、

    気密は良く、爆発圧力を極力逃がしません。

     

     

    5つの役割は、こんなところです。

    滑冷洗錆密

    なんて、5文字熟語なんかも作りたくなりますね(^^;)

     

    しかしながら、

    皆さんの乗っているミニ、

    この5つの機能では、足りないんです!!

     

    それは、何故かと言いますと、

    「ミニは、エンジンとトランスミッションが2階建てになっている」

    からなんです。

    普通の車は、エンジンにはエンジンオイル、

    マニュアルトランスミッションには、ギヤオイル、

    オートマにはA/Tフルード、

    って分かれているんですが、

    ミニは、そうはいきません。

    すべて、エンジンオイルでやってます(^^)v

     

    なので、

    あと2つ必要な物は、

    1、トランスミッションギヤにも使えるオイル

    2、湿式クラッチにも使えるオイル

    でなければなりませんよ〜

     

    これにマッチするのは、

    2輪車(バイク用のオイル)です。

    バイクのエンジンは、ギヤもクラッチも一体になっているので、

    それに見合った機能を持っています。

     

    例えば、

    KIMG1180.JPG

    これは、マュアルのギヤボックスですが、

    普通の車のエンジンはオイルを受けて溜めるオイルパンと言うものが付いているのですが、

    ミニの場合、オイルパンの代わりに、これが付いています。

    そして、

    ギヤとギヤの当たり面に付いたオイルは、

    ギヤでギュ〜っと押しつぶされるので、

    その負荷荷重に耐えられるオイルが必要になってきます。

    ギヤ.png

    それと、

    オートマ車においては、

    バイクの様な湿式クラッチとか、ブレーキバンドなんて言うものを使って、

    ギヤの変速をしているんです。

    なので、

    クラッチが滑ってしまうようなオイルは不向きで、

    バイク用のオイルは、摩擦を調整しているんですね。

     

    ミニのオイルを選ぶときは、こんな所も重要です(^^)

     

     

    あと、気になるのは、

    「オイル粘度」

    ですかね。

     

    オイル粘度とは・・・

    よく10W−40とか聞きません?

    ちなみに、

    ローバーミニのメンテナンスブックに載っている、使用オイル粘度は、

    10Wー40です。

     

    「ところで、10Wー40ってどういう意味?」

    と思う方へ、

    粘度.png

    まず、10Wとは、低温時のオイルの硬さで、

    冬場(WINTER)のエンジンのかかり具合を示したものです。

    もちろん、オイルが硬いと、

    「クン・クン・クン」とスターターの回転が重く、

    柔らかければ「ククククン」と回転も速いわけです。

    例えば、−25℃の時の10Wオイルと、

    ー20℃の時の15Wオイルの硬さは同じと言う感じです。

     

    そして、後ろの数字の40ですが、

    これは高温時のオイルの硬さ(100℃)です。

    この数字が高いほど、オイルが高温になっても粘度がある(サラサラにならない)

    って事なんです。

     

     

    オイル粘度やオイルのメーカーに関しては、

    ミニのスペシャルショップそれぞれの考えや経験に基づいて、

    選択していると思います。

    ウエスレイクでは、

    「15w−50」を使用しています。

    と言うのも、

    ミニの様な旧車は、

    先ほど説明した、ピストンとシリンダーのクリアランス「ピストンクリアランス」

    が大きく作ってあるし、

    走行距離も多くなるとシリンダーも摩耗して、クリアランスが大きくなります。

    DSCN4138.JPG

    なので、

    オイルが高温になった時でも、

    しっかりと粘度を保ち、気密保持のできる、この粘度を選んでいます。

    15Wなので、冬場は少し硬めですが、高温時に合わせています。

     

     

    最後に、オイルには種類があって、

    その「ベースオイル」によって、

    性能や価格が変わってきますよ〜

     

    ベースオイルとは・・・

    エンジンオイル=ベースオイル+添加剤 なんです。

    例でいえば、

    焼酎のチューハイで言うと、

    ベースオイルの焼酎に、

    ウーロン茶っていう添加剤を入れれば、「ウーロンハイ」

    レモンソーダを入れれば「レモンサワー」

    になったりしますね(^^)

    そこで、このベースオイル(焼酎)として、

    「大五郎」を使うのか、「いいちこ」を使うのかって事なんです。

    (余計に分かりづらいか〜)

     

    このベースオイル3つの種類に分かれます。

    1、鉱物油  2、化学合成油  3、部分合成油

     

    1、鉱物油は、天然そのままの精製されたオイルで、

    特徴として、

    天然物なので、ゴムなどへの攻撃が少なく、比較的オイル漏れが少ない。

    比較的はやくに劣化する。

    サーキット走行なとの高負荷使用は不向き。

    値段が安い。

     

    2、化学合成油は、鉱物油からオイルとして必要な部分を取り出したもので、

    分子の大きさが一定のためオイルとして安定している。

    サーキット走行などの高負荷走行に適している。(高温に強い)

    ロングライフスパン。

    価格は高い。

     

    3、部分合成油は、鉱物油に20%以上の化学合成油をブレンドして、性能をアップさせたもので、

    特徴は、鉱物油と化学合成油の間ぐらいです。

    (化学合成油の配合具合によって変わる)

     

     

    と言う事で、

    ウエスレイクでは化学合成油を使っています。

    DSCN4135.JPG

    こんな感じで、

    オイルの入れ物にも、バイクの絵が・・・

     

    と、かなり長くなりましたが、

    オイル選びの参考にしてくださいね。

     

     

     

     

     

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    DSCN4137.JPG

    あ〜、今回のタイトル「オイルも老いる」

    とは、

    人間の細胞の老いは、「糖化」と「酸化」

    と言う事です。

    それと同じで、

    エンジンオイルも、一度エンジンをかけたら、

    その時点から酸化が始まります。

    なので、オイルも老いてしまうと言う事で、

    定期的に交換しましょう(3,000km OR 3か月)

    と言う事でした。

     

    それでは、よろしくです。

     

     

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